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【2024年最新】鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の攻略法!の合格に向けて!

この記事では、鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の概要や仕事に関連する統計情報からの考察、傾向と効果的な対策を詳しく解説します。

【2024年最新】鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の攻略法!の合格に向けて!

鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の合格率は新卒者が約9割 、既卒者で1割程度です。

そのため、既卒者はなぜ新卒者と異なり、これほどまでに合格率が低いのか現状を認識して、最適な解決策を実行する必要があるでしょう。

「卒業後に忘れてしまった膨大な学習内容をまた覚え直す気力がわかない」など、合格への目途がたたず、意欲がわかない状況で漫然と学習を進めてしまいがちです。

しかし、鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験は6割正解なら合格できますし、過去問から繰り返し出題されているので、過去問を徹底的にやり込み、試験に出題される確率が高い個所にフォーカスして短時間で効率よく学習すれば、合格の目途もたちます。

この記事では、鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の概要や仕事に関連する統計情報からの考察、傾向と効果的な対策を詳しく解説しています!

2025年度 第33回 鍼灸師国家試験の概要の予想

2025年度 第33回 鍼灸師国家試験の概要はまだ発表されていませんが、昨今の傾向に大幅な変更がないと仮定して解説していきます。

鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の出題基準

実は「鍼灸師国家試験」は存在しませんが、鍼灸師になるには、「はり師国家試験」と「きゅう師国家試験」の両方を受験して合格している必要があります。

また、両試験を同時に受験する場合は、下表のように共通科目が160問、はり師の科目が10問、きゅう師の科目が10問の合計180問出題されます。

鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の出題内容
No.   試験内容
 1  医療概論(医学史を除く)
 2  衛生学・公衆衛生学
 3  関係法規
 4  解剖学
 5  生理学
 6  生理学
 7  臨床医学総論
 8  臨床医学各論
 9  リハビリテーション医学
 10  東洋医学概論
 11  経絡経穴概論
 12  はり師国家試験:はり理論及び東洋医学臨床論
 13  きゅう師国家試験:きゅう理論及び東洋医学臨床論

鍼灸師 (はり師・きゅう師)国家試験の過去5年の合格率

<過去5年の「はり師国家試験」の受験者数と合格率>
 試験年度  受験者数  合格率
 2024年度 第32回  4,176名  69.3%
 2023年度 第31回  4,084名
・新卒:3,271人
・既卒:813人
 70.4%
・新卒:約86%
・既卒:約10%
 2022年度 第30回  3,982名  74.2%
 2021年度 第29回  3,853名  70.0%
 2020年度 第28回  4,431名  73.6%
<過去5年の「きゅう師国家試験」の受験者数と合格率>
 試験年度  受験者数  合格率
 2024年度 第32回  4,111名  70.2%
 2023年度 第31回  4,010名
・新卒:3,271人
・既卒:739人
 71.7%
・新卒:約86%
・既卒:約9%
 2022年度 第30回  3,892名  76.1%
 2021年度 第29回  3,797名  72.2%
 2020年度 第28回  4,308名  74.3%

はり師・きゅう師とも平均合格率は70%前後を推移していますが、2023年度の新卒者と既卒者の合格率に大きな差があり、既卒者では10人に1人しか受からないような状況が続いています。

とくに既卒者は、過去問をやり込むことで傾向を把握し、適切な対策をたてる必要があります。

鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の難易度

はり師国家試験・きゅう師国家試験の受験資格は、大学に入学できる者が、3年以上、所定の養成施設において、はり師ときゅう師になるのに必要な知識及び技能を修得した者に与えられます。

受験者は3年以上、はり師やきゅう師になるための専門的な教育を受けているため、毎年はり師・きゅう師ともに平均で70%台の比較的高い合格率となっています。

しかし、難易度は新卒者にとっては容易で、既卒者にとっては困難な状況です。

鍼灸師(はり師・きゅう師)の資格は働きながら取得可能?主婦でもOK?

鍼灸師になるためのはり師・きゅう師の国家試験受験資格を満たすために、働きながらでも夜間に所定の養成施設に通う必要があります。

そのため、独学や通信教育などで鍼灸師になることはできません。

主婦でも所定の養成施設に通えば、はり師・きゅう師の国家試験の受験資格は得られます。

2.1既卒者は通信サービス(オンライン相談)で国家試験対策を万全に!

既卒者は国家試験学習中にどうしてもわからない場合に、気軽に相談できるオンライン相談などをうまく利用すると、自分であれこれ考えて解決するより効率よく国家試験対策ができるでしょう。

3. 鍼灸師(はり師・きゅう師)の仕事概要

鍼灸師(はり師・きゅう師)の仕事に関する基本的な統計情報について解説します。

臨床検査技師国家試験で出題される10科目
 項目  統計データ
 就業者数  118,210人
 労働時間  労働時間
 年収  443.3万円
 年齢  39歳
 求人賃金
(月額)
 25.7万円
月額給与24~25.9万円が全体の16%
 有効求人倍率
(全国平均)
 0.82倍
<はり師・きゅう師の一般的な就業形態>
 就業形態  全体に占める割合
 自営、フリーランス  63.3%
 正規の職員、従業員  34.7%
 パートタイマー  8.2%
<2024年2月の「産業別労働者過不足判断DI」(数値が高いほど労働者が不足しています)>
 就業形態  DI値
 正社員等  59
 パートタイム  35
 臨時  17
 派遣労働者  -2

「産業別労働者過不足判断DI」は、ここ1年近く横ばい傾向で、パートやほかの就業形態に比べて、正社員の労働者が不足気味です。

鍼灸師の全国平均の求人倍率は1以下の0.82倍ですが、東京や群馬などは1を上回っており地域差が見られます。

地域を選べば、はり師・きゅう師の国家資格を取得後、正社員として就職し、業務のスキルや経営のノウハウを習得してから独立しやすい環境と言えるでしょう。

過去問をやり込んで鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験 の傾向を把握し効率よく対策をおこなおう!

新卒者は9割近く受かるのに対して既卒者は1割程度しか受かりません。

一度、養成施設を卒業してしまうと、自ら学習の機会を設けない限り、3年以上養成機関で学んできた広範な内容を記憶にとどめ続けることは困難でしょう。

卒業から年を経るごとに急激に忘れてしまいます。忘れてしまうと、一から覚えなおすためのモチベーションを保てそうにありませんよね。

そのため、再受験では繰り返し出題される過去問を徹底的にやり込み、少しでも学習の範囲を絞り込んで負担を軽くし、心理的なプレッシャーをやわらげ、合格への目途が立つように工夫する必要があります。

基礎的な科目や暗記科目だけではなく、臨床の現場で要求される応用力や総合的な判断を問われる問題(臨床医学各論、東洋医学臨床論)などにも対策が必要です。

過去問で苦手な個所や間違った個所にチェックを入れ、弱点にフォーカスして繰り返し学習すると、短時間で高い学習効果が得られます。

暗記問題を効率よく学習するコツは、わからない場合はなるべく早く解説や解答を参考にすることです。
暗記問題は知らないか、あるいは忘れたなら、いくら考えても答えは思い出せません。

1問に時間をかけて思い出そうとするより、高頻度に覚え直した方が学習効果は高まります。

まとめ:過去問を極めて鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験に合格しよう!

鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験は、新卒者であれば9割近く受かるのであまり心配はいらないでしょう。

一方で既卒者は、1割程度しか受かりません。

試験に出題されない個所まで網羅的に学習しても無駄に時間を消耗し、暗記量の多さに圧倒されるだけです。

過去問を最低でも5年分はやり込んで傾向を把握し、対策を立てて短時間で効率よく学習して合格の目途がたつようにしましょう。

また、鍼灸師(はり師・きゅう師)国家試験の学習中に、自分で考えてもわかりにくい個所などを、リーズナブルな価格で気軽に相談できるオンラインサービス「Suguiko (スグ!医講)」の利用もおすすめです。

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