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【言語聴覚士国家試験/2024】 国試前に自信を持つ方法|3ステップで対策!

リハビリテーション専門職。この記事を読むことで、学習意欲を高めて不安に打ち勝てることを願います!

【言語聴覚士国家試験/2024】 国試前に自信を持つ方法|3ステップで対策!

他のリハビリテーション専門職より言語聴覚士の国家試験に関する情報が少なく、合格率も低いので国試直前に不安になることもあるでしょう。

大切な追い込みの時期なので、プレッシャーや不安に打ち勝って自信を持って試験対策をやりきたいところです。

この記事では、言語聴覚士国家試験の概要の確認と、資格取得へのモチベーションが高まる言語聴覚士の資格を取得するメリット、言語聴覚士国家試験の出題傾向、追い込み対策について解説します。

この記事を読んで、学習意欲を高め自信を持って試験までの短い時間を有効に活用し、効率よく追い込みをかけましょう。

1. 2024年度 第26回 言語聴覚士国家試験の概要の確認

言語聴覚士国家試験の概要を確認しておきましょう。

言語聴覚士国家試験の出題科目の確認

言語聴覚士国家試験の出題科目
No.   科目名
 1  基礎医学
 2  臨床医学
 3  臨床歯科医学
 4  音声・言語・聴覚医学
 5  心理学
 6  音声・言語学
 7  社会福祉・教育
 8  言語聴覚障害学総論
 9  失語・高次脳機能障害学
 10  言語発達障害学
 11  発声発語・嚥えん下障害学
 12  聴覚障害学

言語聴覚士国家試験の過去5年の合格率からわかること

 開催  合格率  合格者数
 第25回  67.4%  1696人
 第24回  75%  1945人
 第23回  69.4%  1766人
 第21回  68.9%  1630人

第25回の新卒合格率は86.8%なので、新卒はほとんどの人が受かっていることがわかります。

第25回の既卒者は合格率が17.7%で、他のリハビリテーション専門職の既卒者より低くい水準です。

既卒者は教育機関を卒業して学習しなくなると時間が経つにつれ、学生時代に覚えてきた膨大な量の記憶が一気に抜けていきます。

忘れた知識をもう一度憶え直すのが億劫になり、学習のモチベーションが保ちにくいでしょう。

言語聴覚士国家試験は1999年から始まった、歴史が浅い国試であり一般の認知度も低いです。

それに伴って理学療法士や作業療法士のようなほかのリハビリテーション専門職よりも、受験者数が少な状況が続いています。

そのため、出回る国試の情報も他の国試より少なく、対策が立てにくいかもしれません。

既卒者は過去問で傾向を把握して、必要な範囲のみに絞って対策を行う必要があります。

言語聴覚士の資格を取得するメリット5つ!

国試直前の追い込みのこの時期に、さらに学習意欲を高め試験勉強に集中できるように、言語聴覚士の資格を取得するメリット5つを解説します。

試験勉強で心が折れそうになった時や気分がのらない時に思い出してモチベーションを高め、国試合格に向けて邁進してください。

1. 就職先に困らない

急速な高齢化により嚥下困難者などが急増している一方で、言語聴覚士の一般的な認知度が低く国試受験者が少ない状況が続いており、就職率はほぼ100%です。

また、理学療法士や作業療法士の求人募集には60%近くの応募があるのに対して、言語聴覚士の応募は33%程度と少なく、病院が言語聴覚士の求人を出しても人材が集らない売り手市場が続いています。

高齢化が加速し嚥下困難者なども増加するので、言語聴覚士の社会的な存在意義がますます高まります。

このように、言語聴覚士という職業は有望株なので、資格を取得しておけば失業の心配はないでしょう。

2. リハビリテーション専門職の中では力仕事が少なく女性が活躍できる職種である

理学療法士や作業療法士などの他のリハビリテーション専門職より力仕事が少なく、女性が活躍しやすい職種です。
就職する80%近くを女性が占めており、女性に人気のある職種ともいえます。

3. 得意のコミュケーション能力をいかした仕事に携われる

きめ細かで相手の気持ちに配慮したコミュニケーションが得意な女性に人気のある職種です。

相手の言葉や、時には言外の意図もくみ取り高度なコミュニケーション能力を求められますが、患者やその家族に感謝されることも多く、やりがいのある仕事には間違いありません。

4. 言語学や心理学から医学系の分野まで学際間をまたいだ幅広い知識と経験が得られる

言語聴覚士国家試験は言語学や心理学から医学系の分野まで文系と理系の垣根を越えて幅広い知識が要求されます。

言語聴覚士は学際間をまたいだ幅広い知識を、実務でフルにいかせます。

二刀流を開花させた大谷翔平投手のように、文系と理系の二刀流で患者の問題解決にあたれば、どれほどの効果が期待できるのかワクワクしますよね。

5. 子どもからお年寄りまで、幅広い年代をサポートできる

子どもからお年寄りまで幅広く関われるので、子ども好きな女性にも向いています。

人に関わることが好きな人にはとてもやりがいがあり、向いている職業でしょう。

2024年度 第26回 言語聴覚士国家試験の出題傾向 2つ

言語聴覚士国家試験に特徴的な出題傾向 2つ解説します。

1.文系科目から理系科目まで出題範囲が広い

前述しましたが、ご存じの通り、文系科目から理系科目まで出題範囲が広い点が特徴。

言語聴覚士の男女比率は女性が8割、男性が2割です。

女性は一般的に文系の科目を得意とすることが多く、理系の科目に苦手意識を持たれている方もいるでしょう。

とはいえ、理系特有の問題は周波数の計算など限られています。

それ以外の理系の問題は、文系の問題と同じように暗記だけで乗り切れるので、理系の問題に対する苦手意識は捨てましょう。

2.出題傾向が変化しやすい

毎年出題者が変わり、新しい治療法なども出題されることから、出題傾向が変化しやすいのも言語聴覚士国家試験の特徴です。

出題者によって、同じ概念が微妙に異なる用語で表現されているなど、表記にゆらぎがある場合もあるので、シノニムの表現に対応できるように注意して学習しましょう。

2024年度 第26回 言語聴覚士国家試験 追い込み対策の3ステップ

言語聴覚士国家試験 追い込み対策の4ステップを解説します。

試験が間近に近づき、焦りやストレス、不安などでモチベーションが上がらないなどの問題も起こりがちです。

あせらず自信をもって取り組めるように学習意欲を高めることから始めましょう。

あせらず自信をもって学習意欲を高める

試験までの期間にできることは限られるので、先順位を付けて、効率良く追い込みを行います。

不得意な箇所や過去に間違った箇所などのなかでも、比較的わかりやすく得点源にできそうな箇所を優先的に行うことで、効率よく得点アップを狙えます。

苦手な箇所や得点源にしにくい箇所をバッサリと切り捨てることで、苦手意識を感じることなく自信をもってスムーズに学習が進みます。

言語聴覚士国家試験の過去問3~10年分をやり込む

出題傾向が頻繁に変わりますが、毎年、似たような問題が出題されているので、過去3~10年分の過去問をやり込み、傾向を把握しておく必要があります。

過去問の間違った箇所やあやふやな箇所チェックを入れておき、見直しの際にはチェックを付けた箇所を重点的に学習します。

とはいえ、正解した箇所も、時間が経てばあやふやになる傾向があるので、定期的に見直す必要がありま す。

長時間考え込むより、短時間で繰り返し暗記して記憶を定着させる

わからない箇所で考え込んで時間をロスしてしまうこともよくあることです。

たとえば、1問を30秒以内で解くというように時間制限をつけて、制限時間を超えたらすぐに、解答や解説を参考にするなど、苦手な箇所に時間をとられないように気を付けましょう。

暗記問題は知っているか知らないかのどちらかなので、わからない場合はいくら考えても正解は出てきません。

早めに見切りを付けて、解説と答えを暗記して次へ進めましょう。

暗記問題は1問に時間をかけるより、適度な間隔で反復して覚えることが重要です。

まとめ

言語聴覚士国家試験の範囲は文系・理系の垣根を越えて幅広く、しっかり傾向を把握し対策を行わないと試験日に間に合いません。

特に、既卒者の合格率は極端に低く、対策の範囲を絞って効率的に行わないと、学習効果を実感できずに、学習意欲を削がれかねません。

この記事を参考にして、試験までの短期間に「するべきこと」の優先順位をつけて効率よくこなす目処をつけて、追い込みを頑張ってください。

学習の目処が立てば、不安やプレッシャーが消えて、自信を持って追い込みに邁進できるでしょう。

体調管理にも細心の注意をはらって、無事に合格されることを願っております。

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