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【視能訓練士国家試験/2024】試験前の対策ポイント5つ

2024年2月15日に第54回視能訓練士国家試験が行われます。直前まで粘り強く対策をしたいと考えている方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

【視能訓練士国家試験/2024】試験前の対策ポイント5つ

直前に入ってきていることもあり、学習の総まとめに入っている方も多くいらっしゃるでしょう。本記事では試験直前に入っている視能訓練士の試験前の対策ポイントを5つご紹介します。直前まで粘り強く対策をしたいと考えている方は下記の解説をぜひ本記事を参考にしてみてください。

視能訓練士国家試験の動向

視能訓練士国家試験の過去の合格率を参考に、試験の動向をチェックしましょう。

前年度に行われた第53回視能訓練士国家試験の合格率は89.3%でした。一見この合格率のみを見ると、8割であり合格率が低いのではと思うかもしれません。

しかし、第52回までは合格率は90%台で推移し、第49回では98%と非常に高い合格率となっています。

また、合格基準は毎年60.4%得点すれば合格となっており、合格基準についても変わっていません。

そのため、視能訓練士国家試験の難易度は例年さほど変わっていないことが分かります。

視能訓練士国家試験の出題問題を見てみると、基礎医学大要、基礎視能矯正学、視能検査学、視能障害学、視能訓練学というように基礎的な内容を問う問題が多く、応用が少ない傾向にあります。

さらに、ほかのコメディカルに向けて行われる国家試験のように1問落としたら不合格となる禁忌問題の設定がありません。

つまり、これまで学習してきたことをコツコツとおさらいしていくことで、視能訓練士国家試験の合格をつかみ取れるといえるでしょう。

視能訓練士の試験前の対策ポイント

視能訓練士国家試験の試験直前の試験対策について悩んでいるという方は、以下のポイントを抑えて対策をしていきましょう。

過去問を解く

視能訓練士国家試験は前述したように過去問から出題範囲がおおむね変わっていない傾向にあります。

そのため、過去問を解くということは国家試験対策において非常に有効です。
少なくとも過去5年分の過去問を解いておきましょう。過去5年分の国家試験を解いておけば、試験の傾向をつかめるだけでなく、試験慣れができるので当日もスムーズに問題が解けるでしょう。

第53回の国家試験合格率が低い理由については定かではないものの、一部の受験者からは過去問と比較して難しかったというような声も上がっています。

そのため、第53回については集中して対策をしておいてもよいかもしれません。

臨床で出てくるデータを抑える

過去問を見てみると、写真やデータからその人の病態を考えるという問題も多数出題されています。

つまり、写真やデータに見慣れていなければ病態をアセスメントすることは難しいため、代表的なデータについては必ずおさえておきましょう。

多くの場合、実習では比較的臨床で見ることの多い症例で学ぶため、実習のときに見た患者さんの目の写真やデータは、国家試験対策として有効活用できるといえます。

今一度実習のときに扱ったデータを振り返り、異常時の画像やデータを把握しておくと国家試験対策として役立つでしょう。

最後には苦手な問題と向き合う

苦手な問題はついつい寝かしておいて得意な問題から解き進めていた方もいるかもしれません。

しかし、苦手な問題が多く出てしまった場合には、合格点に届かなくなる可能性が高まります。

そのため、直前期には苦手な問題にも向き合って対策をしておきましょう。

特に、基礎視能矯正学に出てくる生理光学は計算問題となるため、数学が苦手だったなどそもそも計算問題を解くのが苦手な方にとっては苦になる問題かもしれません。

しかし、毎年の傾向を見ると、計算問題が出なかった年はほぼなく、出題数もそこそこ多い傾向にあります。そのため、この計算問題を攻略すれば確実に点数が取れるといえるのです。

また、視能訓練学は問題のボリュームとして多く、ほかの分野の約2倍近くは出題される傾向にあります。

そのため、この分野に苦手意識がある方においても最後まであきらめずに問題と向き合っておくとよいでしょう。

隙間時間はアプリを有効活用

国家試験直前とはいえ、試験対策のための授業もあるため学校には通っているという方も少なくないでしょう。

学校への通学時間は勉強時間としてうってつけの時間といえます。
近年は国家試験対策のためのアプリも増えてきています。アプリを活用することで、隙間時間に国家試験対策ができるでしょう。

とくに、視能訓練士は社会人経験がある方も多く試験を受ける傾向にあります。
なかには、仕事や家事と試験対策を両立しており、国家試験の学習時間を避けないという方もいるでしょう。そんな方も、合間にアプリを活用することで、国家試験対策が可能です。

直前対策にはオンライン講師の活用も

試験直前になると焦りもあり、どの問題に手をつけておけばいいのかわからなくなる方もいるかもしれません。

そんな方には、オンライン講師の活用をおすすめします。学校でも国家試験対策をしているかもしれませんがほとんどの場合は集団講義のため、自分の苦手を克服できるかどうかは難しいところです。

視能訓練士の学校は数が少ないこともあり一部地域の人においては学校に通う時間が長く、この時間を学習に活用したいと考える方もいるでしょう。

オンライン講師を活用することで、自宅に居ながらマンツーマンでの指導が受けられます。

そのため、直前期における苦手分野の克服ができたり、効率のよい学習方法について改めて指導を受けたりできるでしょう。直前対策にはオンライン講師の活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

視能訓練士国家試験の難易度は高くはなく、むしろ視能訓練士の養成校を卒業あるいは国家資格の受験資格を得る方が難しいといわれています。

そのため、これまで学習したことに向き合っていけば、国家試験対策は容易にできるでしょう。

しかし、視能訓練士養成校には1年過程があり、1年間で国家試験を受けられるくらいに学習をしなければならない方もいます。仕事や家庭との両立で学習がはかどらなかった方もいるでしょう。

最後まであきらめずに過去問を解きながら傾向を探り、苦手分野も克服しておくことで、国家試験の合格を勝ち取ることができるといえます。

これまでの学習を振り返りながら、合格をつかみ取りましょう。1人での直前対策が不安という方はオンライン講師の活用も検討してみてくださいね。