【保健師国家試験/2024】国試直前!効率の良い勉強法
本記事では、国試直前の今だからこそ知っておきたい効率の良い勉強法について解説!
【保健師国家試験/2024】国試直前!効率の良い勉強法
2024年2月9日に第110回保健師国家試験を迎えます。ほとんどの学生が看護師国家試験と同時に勉強をしているため、看護師と保健師両方の国家試験を合格するためにより効率よく勉強を進めたいと思うかもしれません。
本記事では、そんな国試直前の今だからこそ知っておきたい効率の良い勉強法について解説します。
第109回の保健師国家試験から第110回の保健師国家試験の傾向を分析
第109回の保健師国家試験を参考に、第110回保健師国家試験の傾向を分析してみましょう。
第109回保健師国家試験の合格率は93.7%でした。
前年が89.3%であったため比較すると合格率が急上昇していることが分かります。総得点144点満点中87点以上で合格できています。
保健師国家試験では、2022年3月に発表された「保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版」が初めて適用されました。
具体的には公衆衛生看護学の分野においては問題の見直しや追加が多々あったもののほか分野については大きな改正はなく試験が実施されています。
これを踏まえて、第109回の問題を見てみると、全体的に問題の出題割合など出題傾向は第108回とほぼ同じ傾向にありました。
また、レベルの高い問題も少ない傾向にあり、比較的受験生が解きやすかったのも合格率が高くなった理由かもしれません。
また、状況設定問題についても難易度が低くなっており、回答しやすいものが多く見受けられました。
実際に試験を受けた受験生たちからも「保健師の学習をしていなくても義務教育を受けていれば解ける」「看護師の基礎知識で解ける」など難易度の低さを指摘する声も上がっています。
第109回保健師国家試験はこれらのことから、じゅうぶんに勉強をしていれば難なく解けるレベルの試験であったと考えられています。
新出題傾向になったばかりであること、第109回が第108回の保健師国家試験と出題割合や難易度も含めて大きく相違点がなかったことから第110回も大きな変更事項なく試験が行われるものと予測されています。
ただし、難易度の低さがピックアップされたことから、第109回よりも第110回の方が難易度があがる可能性もあるかもしれません。
保健師国家試験直前の効率良い勉強方法
保健師国家試験は看護師国家試験とほとんど時間をあけずに行われるため、より効率良く学習を進めたいと思われるかもしれません。
そのため、ここでは保健師国家試験直前における有効な対策をご紹介します。
まずは、看護師国家試験と出題範囲が重なっている部分をおさえましょう。多くの学生が看護師国家試験から先に学習を開始する傾向にあるようです。
看護師国家試験と保健師国家試験では社会保障、人口動態などは範囲が重なっているため、この部分については確実に点を取れるようにしておきましょう。
次に保健師国家試験に出題されるであろうデータをまとめておきましょう。
毎年国民衛生の動向から、多くの現況を問う問題が出題されています。
あらかじめ保健師国家試験に出題されることが予測される問題をまとめておくと、通学の電車などで見直したりあるいは試験直前にも確認したりできるので非常に便利です。
また、データをまとめることで、頭の整理もできるためおすすめです。
もしも、データ関係の問題が苦手という方は、保健師国家試験でも使われる国民衛生の動向を出版する一般社団法人厚生労働協議会より最新の「国民衛生の動向2023/2024」がカバーする保健師試験の過去問をピックアップしたテキストも販売されているため、活用すると良いでしょう。
最後にどんな形式で出題されても問題が解けるように過去問を解いてトレーニングしておきましょう。
第109回では6問の不適切問題がありました。
しかしそれ以外にも受験者からは正答に混乱する問題があったとの指摘もでています。
そのため、どのような形式で問題が出題されても、落ち着いて解けるように問題を繰り返し説いておきましょう。
第109回から問題の出題傾向が変わっているため、第109回より前の問題では実際の問題とは異なる形式であるかもしれません。
しかし、問題内容はほとんど変わらないとされており、問われていることについてもほぼ変わらないため、過去5年分の問題を解いておくことは対策として非常に有効と言えるでしょう。
まとめ
第109回より新しい出題形式で問題が出題されるようになった保健師国家試験ですが、問題の傾向などは前年とほぼ変わらない状態で推移しています。
しかし、第109回では難易度が低いという指摘が多くあったことから難易度が上がる可能性は高いといえます。
看護師国家試験と並行しての学習は大変かもしれません。看護師国家試験と範囲が重複しているものについては確実に得点が取れるようにおさえながらデータについても直前まで頭に入れておけるようにしましょう。
最後の最後まで過去問と向き合うことで合格を勝ち取れるといえるでしょう。
もしも、看護師国家試験と並行して学習を進めていてわからないことが出てきた、最後の学習の伴走が必要という場合には、オンラインを活用した【Suguiko(スグ!医講)】などを活用することで、時間を無駄にすることなく、直前まで効率良く対策ができるかもしれません。
ラストスパートをかける際に、1人では難しい場合にはぜひ活用してみてください。