【助産師国家試験/2024】母子の健康と安全な出産をサポート!国試直前の準備
2023年度助産師国家試験の最終調整に入っている方はぜひ本記事を参考にしてください。
【助産師国家試験/2024】母子の健康と安全な出産をサポート!国試直前の準備
2024年2月8日に第107回助産師国家試験を迎えます。ほとんどの方が実習を終え、試験に向けて最終調整に入っている頃かもしれません。
国家試験直前にはどのような準備をすればいいのか情報を集めている方もいるでしょう。
本記事では、助産師国家試験直前に何を準備すべきかについてくわしく 解説します。ぜひ本記事を参考にしてください。
第106回助産師国家試験から考える第107回助産師国家試験のポイント
昨年度行われた第106回助産師国家試験を参考にしながら第107回助産師国家試験のポイントについて解説します。
第106回助産師国家試験の出題問題の割合を見ると、知識の想起・推定により解答できる問題(タキソノミーⅠ・Ⅰ’型)は57.3%であり、前回の助産師国家試験よりも0.2ポイント増加ました。
一方、複数の知識を統合して問題解決する能力をみる問題(タキソノミーⅡ・Ⅲ型)については42.7%であり、前回より0.3ポイント減少しました。
問題全体を見ると出題のねらいが絞られていない、文章や図を見なくても解ける問題、必要な情報が不足して解きづらい問題、明らかに誤りとわかる選択肢を含んだ問題などが多数見受けられたということが報告されています。
とはいえ、公益社団法人全国助産師教育協議会では、第106回の問題を「助産師免許付与に必要な能力(レベル)を測定するには適切な問題」と分析しています。このことから、第107回も第106回と同様の傾向で出題されることが考えられるでしょう。
第106回助産師国家試験の問題は初歩的な知識を問う問題が多かったものの、問題読解能力が問われる問題が多く出題されていたことや、合格率が低いことから、難易度は高かったと推測されています。
とくに合格率については過去5年間助産師国家試験の合格率は99%代であるのに対して、第106回では95.6%と低かったことも、第106回の難易度を物語っています。
そのため、第107回の助産師国家試験勉強をするときには第106回の問題の傾向をつかんだうえで、対策に講じるのがポイントといえるでしょう。
また、第104~106回については、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で臨地実習ができなかったことを加味して、基本的知識の確認に重点を置いた出題傾向となっていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の分類が引き下げられ、実習が再開されたことを受け、「複数の知識を統合して問題解決する能力をみる問題」の増加が予測されています。
このことから、アセスメントに関する問題が増加することを視野に入れたうえで対策をすることも必要です
助産師国家試験の直前に何を準備するか
助産師国家試験の直前に何を準備すればいいのかを悩むかもしれませんが、まずは過去問を解きましょう。
特に目を通しておきたいのが前述したように第106回助産師国家試験です。
過去5年間の中でも、合格率から見ればもっとも難易度が高いといわれている一方、助産師教育協議会では「適切」と判断されていることから第107回でも同様の問題が出る可能性は極め高いといえます。
過去5年間分の助産師国家試験の過去問を解くことは、国家試験対策としてはマストですが、とくに第106回の問題については傾向をつかんだうえでの対策が望ましく、直前の準備に活用する問題として適しているでしょう。
次に、基礎をもう一度確認しておきましょう。第106回では基礎を問う問題が非常に多く出題されました。
例年の問題を見ると、異常の際の対応を問う問題が多かった一方、第106回では正常か異常かを判断させる問題が多く出題されています。
正常と異常の判断は、正常時の状況を知識として正しくおさえていなければ解くことは難しいといえます。
そのため、正常時の状態を基礎知識としてできるだけ蓄えておきましょう。
第107回からはアセスメント力を問う問題が第104~106回よりも増加することが予測されています。
そのため、アセスメントに関する問題が解けるように知識をいれておきつつ、アセスメントに関する問題を解く練習も最後までしておくべきです。
過去5年間分のうち3年間はアセスメントに関する問題が少ないため、この点については他の年代の問題を活用してもよいでしょう。
最後にどのような状況でも問題を解く柔軟性を身に着けておきましょう。
第106回では、「双胎児」「双生児」というように問題文の表記が異なっているのが見られました。
この表記に惑わされミスをする可能性もあります。どんな問い方であっても落ち着いて解けるように、分からない言葉の意味については理解を深めておきましょう。
まとめ
助産師国家試験は、例年基礎を問う問題が多く出題されていることから、基礎を徹底することが合格への近道といえます。
とくに、難易度の高かった第106回と同様の傾向で出題されると考えられていることから、第106回の問題についてはおさえておくことが望ましいでしょう。
また、第107回より新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて出題数を減らしていたアセスメントに関する問題が復活することも見込まれています。
そのため、第106回の問題の傾向と対策をつかみながらもアセスメントに関する問題を解く力を身に着けておくことが必要となります。
「アセスメントに関する問題の対策が分からない…。」
「直前におさえておくべき点をぐっと絞って解説してほしい。」
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